鼻症状に影響を及ぼすほどの大きい鼻茸の場合は、積極的に病変除去を行うことが推奨されます。奥にある副鼻腔内の粘膿性鼻漏が貯留している慢性副鼻腔炎も同時に生じていることが多く、慢性副鼻腔炎に準じた日帰り内視鏡下手術を行います。

手術は鼻内視鏡を用いて、すべて鼻内で行います。鼻茸や副鼻腔炎の重症度により、治療方法や治療効果程度に違いがありますので、気になる方はご相談ください。

*術後の治療について

 手術数日後から鼻洗浄を行っていただきます。パッキング素材だけでなく、術後の粘性痂皮や浸出液を洗い流すため、2~3 回/日行ってください。

 手術で形成した鼻腔構造を保ちながら改善してもらうため、内視鏡下に鼻洗浄では取り切れない鼻漏や痂皮の除去、癒着の解除などを行います。

 正常な粘膜再生を促すため、術後もしばらく内服加療を行います。病理結果や術中鼻内所見により内服期間を決定いたします。

 

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